スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

永遠の0

おはようございます。


おととい「永遠の0」を見てきました。
小説の内容とちょっと違う箇所、削除された箇所があって、もったいないなと思うこともありましたが、全般的にはまとまっていて良かったです。
小説の本線をうまく拾い上げて、2時間半の中で宮部久蔵がどんな思いで戦争と向き合っていたかを余すことなく伝えたすばらしい作品だったと思います。





ここからは映画を見た感想を書いていますが、映画の内容のネタバレがありますので、これから見ようと考えている方はスルーしてください。





小説では、姉の婚約者である新聞記者の高山という人物が登場します。
小説を読んでいて本当に腹が立つというか、こんなヤツが実際に知り合いだったらやだなと思ったくらいの癖のある人ですが、映画では登場してきませんでしたね。

映画化されると聞いた時は、高山を誰が演じるんだろうと思ったくらい、自分の中ではキーパーソンだったので、同級生(?)の合コンに変えられていたのはちょっと肩透かし・・・

映画の内容からするとノイズと言うか、婚約者とのサイドストーリーを入れると話が広がりすぎてメインストーリーがぼやけてしまうからオミットされたのかもしれませんね。
でも、特攻を自爆テロ、特攻隊員を狂信的な愛国者と考える高山、当時、特攻要員だった武田との激論は、戦後と戦前の人間の間には大きな隔たりがあることを考えさせられました。
だからこそ、合コンの一場面ではない形で表現してほしかったな・・・ちょっと残念。


また、真珠湾攻撃以降、ラバウル、ガタルカナルと悪化していく戦況、高性能すぎる零戦を過信した無謀な作戦に苦しめられる最前線の隊員の様子ははあまり詳しく表現されていませんでした。特に「桜花」のことを語る岡部とのシーンは丸ごとオミット。
でも、これはこの作品が戦争の悲惨さを伝えることを主眼としているものではないという監督の意向なのかもしれませんね。

小説を読んだのはちょうど「風立ちぬ」を見た後だったので、高性能な零戦の開発に一生をささげた技術者 堀越二郎の思いと、零戦で戦っている前線の隊員達の苦悩がとても対照的で、こうもすれ違ってしまうのは残酷だなと感じたことを思い出します。

特に、桜花がスミソニアン博物館で「BAKA-BOMB」と書かれているという下りは、本当に切ない気持ちにさせられました。


小説では3行ほどで表現されていた宮部が自宅に戻ってきたときのエピソードが映画では数分のシーンで表現されていたのには驚きました。
清子をお風呂に入れたときに、湯船の中でおっきい方をしちゃったのは、自分も同じ経験があるので、とっても懐かしく、あの頃は良かったな~なんて思ったりしました。

でも、別れのシーンは切なかったです・・・
死んでも生まれ変わってでも帰ります。 これは後の伏線になるんですが、宮部の家族への思いが伝わってくる言葉です。


小説にはなかったシーン もう一つは健太郎が歩道橋の上から家族、カップルを眺めるシーン。
今では当たり前のことも、当時はかなわぬ夢だったことだったと感じているところに現れる零戦。
あまりにもリアル過ぎて、もう少しぼやっとしたほうがと思ったりしましたが、健太郎と宮部の思いが重なった象徴的なシーンで、宮部が健太郎に敬礼したときはうるっときました。



そして、最後、宮部が特攻でタイコンデロカに突入するシーン
小説、漫画では爆弾は爆破せず、残った上半身は丁重に水葬されるのですが、映画では描かれていませんでした。
でも、最後に宮部は晴れやかに微笑みます。
すごく印象的でした。

家族を任せられる相手(大石)に出会えたからでしょうか?
景浦が21型に乗り込むときの宮部の表情は死を受け入れたというよりは、生きて帰る人の顔だったと言っていましたので、(大石となって)松乃と清子の元に帰るつもりだったのかもしれません。




この作品を見ると、自分が生きていることの意味を考えさせられます。
また、機会があれば見たいですね。



それでは~








ブログランキングに参加しております
よろしければ一押しをお願いします。
blogram投票ボタンにほんブログ村 コレクションブログ プラモデルへ
関連記事
スポンサーサイト

この記事へのコメント

あぽろ・れい : 2014/01/15 (水) 22:29:04

こんばんは~~
あぽろも『永遠の0』観ました。
作品的にはまとまっていたとは、思いますし、所々で涙も出ましたが、原作を読んだ者から言わせてもらうと、ダイさんが行っている通り高山が出てこなかったり、作品内容がかなりオミットされていたりとか、物足りないものはありましたね。
それとタイコンデロガに特攻する宮部がほほ笑むシーンもなんか違うなって感じました。
作品的には及第点は問題なしですが、原作の良さが十分語らえていなかったのは残念ですね。

ダイ : 2014/01/18 (土) 20:48:32

あぽろ・れいさん

コメントありがとうございます。
私も同感です。

作品としてはぜんぜん良いと思いますし、うるっとくる場面もありました。
でも、なんて言うんですかね・・・
宮部のメインストーリーが太すぎて、戦争の悲惨さ、そこで精一杯生きた人たちの生き様といったサイドストーリーが細くなってしまったというか・・・

原作を知っているからこその贅沢な物足りなさを感じているってことですね。 多分・・・


ではでは

管理人のみ通知 :

トラックバック


プロフィール

ダイ

Author:ダイ
静岡県東部地区在住のアラフィフモデラーです。

現在、単身赴任中のため、塗装したいときは秘密基地にこもっています(笑)

最新記事
最新コメント
月 別
カテゴリ別
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
訪問者数
甘味処・ものづくり「今昔」
今昔
倶楽部ディフォルメ屋 リーダーのaspさんが模型製作スペースを開店されました!! 静岡市にお越しの方は、ぜひお立ち寄りください。
今昔店主のつぶやき
今昔店主のつぶやき
倶楽部ディフォルメ屋 リーダーのaspさんが経営している模型製作スペース『今昔』のブログが開設されました!!
倶楽部ディフォルメ屋
倶楽部ディフォルメ屋
倶楽部ディフォルメ屋のHPがリニューアルしました!!
Twitter...
ブロ友さん+αの最新記事
すごい作品に出会える扉
blogram
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSリンクの表示
QRコード
QR
バナー
見よう見まねでバナーを作ってみました。 よろしかったら、お使いくださいませ。
GUNPLA LIFE
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。